先日、仕事で東京の西の端まで行く機会があった。 東京駅から中央線に揺られて立川で乗り換えると、車窓からの景色はさっきまで視界を覆っていた摩天楼のことなんてすっかり忘れてしまったようにように、ぐんぐんと緑の割合を増していく。 果たして俺はちゃ…
最近のサニーデイがやることなすことに興奮してしまうのは決して私が盲目的信者だからとかパブロフの犬だからというわけではなくて、ただただサニーデイのやることなすことがかっこいいという結果なのであって、当然のことながら、ごくまれにではあるけれど…
さて森道、運命の2日目であります。予報通り朝から雨。落ち込む気持ちと筋肉痛をぐっとこらえて朝から宿で卓球などをしてから出発。 音楽に興味のない次女は2日目は留守番することで話がまとまっていたのだけれども、やっぱり一緒に行く宣言。隣接するショ…
今年も家族で行ってきました、森道市場2018。 今回は会場近くの宿を予約。 そこに車を置いて会場まではタクシーで往復するという計画でしたが、今日は空車なんてないです!と配車を断られてしまったため、妻子と荷物を会場で降ろし、私だけが宿から会場まで…
5/4 今日から実家に帰省。 ジジババ様に子供を預けて都心に繰り出す。ちょうどこの日は自由が丘と下北沢で参加したいイベントがあったのだけれども、野生の勘で自由が丘で開催されたErection block partyへ。 雑居ビルに囲まれたコインパーキングでパーティ…
4/27 明日からGW。仕事帰りに大須ZOOでCEROの12インチ「WATERS」を駆け込み購入。 フォーマットにまったくこだわりのない私はいずれCD化される音源をアナログだからと買うことはほとんどないのだけれども、北山雅和氏が手がけたアートワークがあまりにもカ…
サニーデイ・サービスの中で一番好きなアルバムは?と尋ねられたなら、間違いなく『Popcorn Ballads』と即答する私。 コンセプトから楽曲のクオリティ、アートワークやリリース形態に至るまで、とにかくぶっちぎりだった。 この作品が生まれた瞬間に生きてい…
ご報告が遅くなりましたが、Sons of Nice Songs Vol.1大盛況のうちに終了しました! それにしても、金曜も日曜も晴れなのに、イベント当日の土曜日だけ雨。おまけに午前と午後にわりと強めの地震が起きたりして、「果たして本当にお客様は来てくれるかしら……
高学歴かつ男前。 本を出したり絵を描いたりCD出したり総理大臣になったり。 天から与えられた二物三物を闇雲に振り回し続けている坂口恭平という人には、一物にも恵まれなかった同い年の人間として、(図々しくも)若干の嫉妬と、(失礼ながらも)いささか…
長い長い刑期が満了し、人間らしい生活にようやく復帰できました。Life is comin’ back. そして Spring has come.待ってたぜ…。 さて、シャバに出て何を一番やりたいか。飲酒、爆睡、爆食。。。思いつくことはいろいろあるわけですが、私の場合はやはりライ…
出張のため新幹線に乗っています。たしか一昨日も先週も乗ってたと思うんですけどね…。 自らの業務量の最適化(怠ける、サボるとも言う)にかけては右に出る者なしを自負する私ですが、この年度末ショックに伴うブラックな荒波から逃れることはできなかった…
北山雅和「TYPOGRAFFITI 2」を観てきました。 前回の「TYPOGRAFFITI 」展は、大阪のpulpで観て、これは2015-16年という時代の象徴であり、そこに生きる私たちをデザインの力でエンカレッジする作品だ、と心を大きく前に動かされたことをよく覚えている。 SEA…
年が明けてからというもの、とても不本意ながら過労死認定ラインを超える感じの忙しい日々が続いている。なので平日18時半開演というこの日のライブも完全に諦めていた。この俺が、曽我部恵一が、曽我部恵一バンドで5年ぶりに名古屋に来るのに前売りも買っ…
奥さん!見た?あれよ、アレアレ。清丸よ!きーよーまーる!! って感じで、もう衝撃的!という言葉しか出てこないライブでしたよ…。 もうすこし箱庭的というか宅録的な演奏かと思っていたのですが、あんなに心と身体にグイグイ迫ってくる歌と演奏とは!思…
突然ですが、新しいイベントを始めます! その名も「Sons of Nice Songs」(略してサンソン)。「いい音楽を、いい場所、意義ある組み合わせで」をコンセプトとしたライブイベントです。 その記念すべき第一回にご出演頂くのは、Lee&Small Mountainsのボーカ…
2017年に達成することができた人生における野望の一つが、土岐麻子様のライブを観ることだった。 想像通りの歌と演奏の素晴らしさ、そしてお心遣いに溢れたMC。まさにクイーンオブシティポップ。素敵としか言いようがないステージであった。 そんな土岐様が…
今さらながら年末年始のあれやこれを備忘的に。 12/23 年末調整GIG×カクバリズム灼熱のサニーデイ大阪公演の二日後、性懲りも無くダイヤモンドホールへ。名古屋では開催されなかったカクバリズム15周年祭りの番外編的なイベント。トップバッターのスカートは…
10月にスカートが、11月にはトリプルファイヤーがそれぞれシーンに衝撃を与える名作をドロップした2017ペナントレース後半戦。 東京インディー三銃士、奇跡の惑星直列のしんがりを務めるのは、しゅっとしたファブフォー・ミツメである。 それにしてもこの状…
あの突然のストリーミング限定リリースから半年、俺にとっての2017年下半期は「Popcorn Ballads」の季節だった。それくらいこの大作の謎めいた魅力に翻弄されていた。ブログもしつこく二回書いた。 なのでその「Popcorn ballads」と前作にして傑作「Dance to…
インディー界を牛耳るグルーヴマスターあだち麗三郎による全面サポート、超一流のポップミュージックソムリエ・スカート澤部渡の推薦コメント、そしてインディーレコード店の良心・ココナッツディスク吉祥寺の大プッシュという、まさに走攻守三拍子揃った大…
「ブログを100本書くより、イベント1回やった方がいい」というわけではないのだけれども、スカート ・ミツメ・トリプルファイヤーが三ヶ月連続で新譜をリリースする2017年の奇跡をレペゼンすべく、Book cafe&barカゼノイチにて「第一回 月光密造を密造する夜…
会場のサンモールホールは、新宿御苑前駅2番出口を出てまっすぐ歩いて徒歩3分。と頭に叩き込んでいたにも関わらず、きっちり反対方向に歩いていた方向音痴の私。気がつくと新宿御苑に到着していた。あぁまたやってしまった、と思って引き返そうとした瞬間、…
Videotapemusicの新作『ON THE AIR 』。 室外機が遠慮なく生暖かい空気を吐き出す東南アジアの路地裏から、いつかブラウン管テレビの中で見たアフリカの秘境まで、めくるめく地球一周の旅に連れ出してくれた名盤『世界各国の夜』から約二年。 あの縦横無尽な…
※ネタバレあります。ご注意ください。 トヨタロックフェスの2日目が中止になってしまったこともあり、急に思い立って嵐の中、コーネリアスのライブに行ってきた。 コーネリアスのライブを観るのは、98年の夏にたまたまロンドンでやっていた『Fantasma』のツ…
我らがスカートがメジャーデビューすると聞いたのは、まだ暑い夏の日のことだったでしょうか。 インディーからメジャーに移ると、何がどう変わるのか、わたしにはよく分からなかったけど、渋谷駅に現れた巨大ポスター(超カッコいい!)からNHKの歌番組、果…
10/7(土)娘の学芸会の後、急いで名古屋市のテレビ塔で行われているSocial tower marketへ。3年連続で遊びに来ている。今年の目当ては王舟。アルバムはずっと愛聴していたものの、ライブを観たことはなかった。初めて聴く王舟の歌には、例えば曽我部恵一の圧…
ECDの文章を読むと、普段自分がペラペラと喋ったり書いたりしている言葉が、なんだか軽くて薄っぺらいもののように思えて恥ずかしさを感じる。 無駄というものが存在しない、清潔な文体。事実を淡々と書き連ねているようでいて、その心情をも過不足なく伝わ…
久々に名古屋のライブハウスに潜入。YOK.と落日飛車のライブを観てきました。 まずはYOK.ずっと前からフライヤーなどでよく名前を見かけていて気になる存在だったわけですが、ようやく観ることができた。しかも今回は名古屋では初というドラムの入ったバンド…
今、目の前にはとうの昔に読み終わり、付箋が貼られまくった「青春狂走曲」が置いてある。その感想をなんとか文章にまとめようとしているのだけれども、どうにもうまくいかないので、とりとめなく順番に書いていこうと思います。 まず、著者である北沢夏音氏…
台風クラブ、スカート、そして曽我部恵一。 ワタシのリスナー人生の今を象徴するような3組が出演するライブを観に行ってまいりました。 この三組に共通するものを一言で表すなら、日本のポップミュージック史の重みを「背負っている」ということ、ではないか…