ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

ゴールデンウィーク前半のこと

4/27

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明日からGW。仕事帰りに大須ZOOでCEROの12インチ「WATERS」を駆け込み購入。

フォーマットにまったくこだわりのない私はいずれCD化される音源をアナログだからと買うことはほとんどないのだけれども、北山雅和氏が手がけたアートワークがあまりにもカッコ良かったので今回は辛抱がたまらなかった。ハイファイで理知的、それでいて濃厚なセクシーが揺らめくジャケットを抱えて帰宅。

早速ターンテーブルに載せてみたところ、音の粒子が四方八方に飛び散っていくような、サウンドにぶったまげる。バレアリック!

ceroのジャケットと言えば惣田紗希さんというイメージが強かったので、コーネリアス不動のパートナーである北山氏が手がけたことは意外だったのだけれども、この大いなる跳躍においては全てを新しくする必然があったのかもしれないなと思ったりした。

 

4/28 

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毎月(を目標に)開催しているパーティー「KENNEDY!!!」を共に主催している二宮さんが、カゼノイチにてミナクマリ&清水ひろたか、YOK.という豪華なライブを開催。私もアフターパーティーのDJとしてお邪魔させて頂いた。

しかしプロのミュージシャンのライブでDJをするということ自体が初めてである上に、出演者の中に「あの」清水ひろたか氏(その偉大な経歴をここでは書ききれないのでご存知ない方はぜひともググって頂きたい)がいらっしゃるということで、お話を頂いた瞬間は謹んで辞退申し上げようと思ったほど。当日も大変にビビりながら会場着。

 
YOK.さんのその場で自分の歌とギターをサンプリングして、一人とは思えないほど深く広い世界を作りあげていく見事な手際と、即興でKENNEDY!!!の一員であるMC P.I.Gのラップとセッションしてしまう素晴らしい反射神経。そして以前よりもポップ感を増したミナクマリさんの歌声に触れるにつけ、やはり俺は出しゃばるべきではなかった…と後悔が去来する(器の小ささよ)。

しかしそんな逡巡は、清水ひろたか氏のギターが鳴り響いた瞬間の「こんな音聴いたことない…」と身震いするほどの感動に比べれば一粒の砂糖よりも小さいものではないかと開き直り、ライブの余韻を壊さないことだけを心がけて選曲させてもらった。

俺にはまだまだまだ聴くべき音楽があることを知る機会を与えてくれた二宮さんに深く感謝したい。

 

 

 

4/29

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くらがりサウンドフェスという山の中で行われるイベントに娘二人と。地域振興を兼ねたイベントのためか、入場料500円、子供はフリーというありがたみプライス。

初めて観るメインアクトのGOMA MEETS AFRAは、あまりにもすごすぎて途中ですごさを忘れてしまうレベルでただ口を開けて観るほかなかった。そして先月私が主催したSons of Nice Songsのフライヤーを置いて下さった岡崎Pocketの店主・URAさんのDJもとても良かった。D.A.NからのSADEという流れにハッとさせられた。

ライブの合間には会場近くの渓流で遊び、案の定娘が思いっきり水に落ちるなどして親子共々最高にエンジョイさせて頂きました。

 


4/30

子供の宿題とローラースケートの練習に明け暮れる。

 


5/1

同上

 


5/2

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娘たちが学校に行っているすきにON READINGで始まった宮崎信恵(STOMACHACHE. )の個展に。STOMACHACHE.のイラストはまさに今日もTシャツ着てるくらい大好きなんですが、「最高にセンスのいい絵」という以上の知識はなかった。

しかし、今回発表された宮崎さんの絵本のイラストとキャプションからはむしろ内的な繊細さや葛藤、現実とのストラグルが伝わってきて強く心を揺さぶられた。

特にドローイングの中にコラージュされた写真(転写?)は、絵本の世界と現実の世界を繋ぐ窓のようにも感じられ、主人公が私たちと隣合わせの世界を生きていることが伝わってきたし、手法としての引用の重要性という意味において俺が愛してやまない90年代以降のポップミュージックとの親和性を感じて嬉しくなってしまった。