2023-01-01から1年間の記事一覧
自動車も、乗り方によって存在感ががらっと変わる。そのことに気がついたのは、今から数十年前、高校生の時に見た写真週刊誌。離婚問題で追いかけ回されていた永瀬正敏の後ろに映っていた白っぽいトヨタ・センチュリーを見た瞬間だった。あの頃の永瀬は、触…
アメリカの生きる伝説スパークスから始まった2023年の夏休みは、日本のロックシーンが誇るリビング・レジェンド佐野元春の東京公演で終わった。今回の『今、何処』ツアーは6月の名古屋ですでに目撃していたのだけれども、去年からいくつかの記事を書いたご縁…
去る9月1日。金山ブラジルコーヒーにて「found the sun again」という音楽イベントを開催しました。お越し頂いた皆さん、告知にご協力頂いた皆さん、ブラジルコーヒー角田さんを始めスタッフの皆さん、そして出演してくれたOhhki さん、東郷清丸さん、ありが…
2023年の夏休みは、スパークスから始まった。7月22日渋谷duoの追加公演のチケットをえいっと勢いで取ったのだ。その背中を押してくれたのは、私にいつも古今東西の音楽の素晴らしさを教えてくれる澤部渡氏が大枚をはたいてスパークスのハリウッド・ボウル公…
映画「バービー」を観た翌々日、そして長いこと積読していた上間陽子「海をあげる」を読み終えた翌日に、工藤将亮監督の映画「遠いところ」を刈谷日劇で観た。沖縄に住む17歳にして2歳の子供の母親が、貧困や差別に翻弄されながら生きる姿を描いた作品。 「…
1日目 旅行の予定を立てるのが極めて苦手。しかも極度の高所恐怖症。なので飛行機で旅をしたことがなかった。が、上の子の中学卒業を機に一念発起して沖縄旅行を企画した。コロナ禍が教えてくれたことの一つは、人生において遊んでいられる時間は短いという…
Webマガジンotonanoの編集の方から「佐野元春の特集記事を書かないか」と声をかけてもらったのは1月の半ばくらい。『Sweet16』のデラックス版のリイシューに合わせて、90年代の佐野元春の歩みを5回にわたって連載するという企画。週一回4,000字。5回で20,000…