本日有休。しかし休演ではない。
案の定、朝から上司からしょうもない用事でメールやらチャットやら電話が来てうんざり。別にそんなに休みたいわけではないのだが、休みを邪魔されるということ自体がストレスなのだ。
このまま家にいると結局仕事をしてしまいそうだったので、あとは勝手にやってくれいとパソコンを閉じて外に出る。車に乗るのが億劫だし天気もいいので日記を書きながら近所を散歩することにする。いつもの川沿いで鵜と鷺、そして鴨ファミリーという野鳥フレンズたちに挨拶してからお城の方まで足を伸ばす。BGMは折坂悠太「心理」。こないだ妖怪に刺激された余韻が残っている。
あてどもない散歩だが「Quiet Village Tapes」というミックステープを手に入れるという目的は決めていたので、そのリリース元であるハンバーガー屋さんでランチを決めて、まずはミッション達成。
そして近くにあるMasayoshi Suzuki Galleryの軒先にある古本を物色。今このギャラリーでは「Borderless」というグループ展をやっていて、小池喬ことこいけぐらんじさんも作品を出しているということで、土曜日に来たばかり。こいけさんの作品は瀬戸の個展で観たものが多かったけど、その時に我が家にお迎えした小さな犬のシリーズが何枚か飾ってあって、うちの犬の兄弟たちに会ったような気持ちになった。観る角度やこちらの心境によって微妙に表情を変える犬の顔。たまらない。ギャラリーオーナーの鈴木さんは音楽好きなとても気さくな方で、岡崎の音楽シーンについて興味深い話を聞かせてもらった。松井みどり「芸術が終わった後のアート」とダニエル・グラネ&カトリーヌ・ラムール「巨大化する現代アートビジネス」の二冊を買わせてもらう。
ここまで来たのだからと久しぶりにバナナレコード岡崎にも立ち寄る。Blue beat playersの超名盤「Eastern Leo」に遭遇。確か20年くらい前に隣町の野外フェスでライブを観た記憶があるのだけど、アナログ盤が出ていることすら知らなかった。とても嬉しい。そしてカゼノイチで一緒にDJをやっていた店長のえりさんにご挨拶。「インスタ、川の投稿ばっかりですね」と言われた。いつかまたパーティーをやれる日が来たら、このレコードもかけようと思います。
家に帰って早速ミックステープをかける。めちゃめちゃに良い!と興奮。今まではあまりにも自分が住んでいる街のカルチャーに疎かったので、今年は積極的に飛び込んでいきたい。