ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

森道市場2021に行った話

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今年も森道市場に行きました。娘が期末試験の勉強してるのに毎日遊びに行くのは気がひける…と思っている間に土曜日のチケットは売り切れてしまったので日曜日だけ。

緊急事態宣言が延長された時はもう開催は無理かも…と思ったけどやってくれました。でも、換気の心配のない野外、ノンアルコール、いつもより格段に低い人口密度。正直、めちゃくちゃ快適だったし感染するリスクもそれほど高くないのでは、と思った。

音楽に興味のない下の娘を連れていったので、とにかく無理せずということ第一優先に、半分の時間は遊園地で過ごす。が、最初に乗った空中ブランコで思いっきり乗り物酔いしてしまい(俺が)、手鼻を挫かれた。二度と回転する遊具には乗らない。

 


ライブをちゃんと観たのはceroくるりくらい。このコロナ期間中、何度も配信で観ていたceroが目の前にいる、ということがちょっと信じられなかった。そして待ちわびただけのパフォーマンスで本当に感動した。いつも同じことを言っているのだけれども、あれだけのプレイヤビリティーを持ったメンバーが創造力の限りを尽くして更新し続けるアレンジはとても複雑なのに、(このリズム感のない)身体にしっくりくることが不思議。どう動いても全身で音楽の素晴らしさを受け止めることができるのだ。誰ひとり置いていかない最新型のダンスミュージック。本当に大好きです!という気持ちになってしまった。

 


そしてくるりを観るのはなんと15年ぶり。新作が出るたびに聴いてはいるんだけど、なぜかライブには縁がなかった。ようやく晴れた夕方、茜色の空にセントレアに向かう飛行機雲が何本も描かれていくというありえない環境で聴く「ばらの花」「ハイウェイ」「ロックンロール」という珠玉のナンバー。私の涙腺はさぞ緩んだことだろう…と思ったけど意外と冷静でびっくりした。2021年の私と2005年の私、すっかり感受性が入れ替わってしまったのだろうか。もちろん懐かしいという気持ちはあったのだけど…。でもまたどこかで道が交わる時が来るかもしれない。その時まで私もくるりも前に進んでいくしかないのである。

 


それにしても、人が少なくて快適だったことは事実なのだけれども、毎年毎年それこそ赤子だった娘たちをベビーカーで連れていっていた私のような者からすると、あの家族全員が等しく楽しめる森道市場が恋しくなってひまったというのも事実。子育てに追われる大人が本物の音楽に触れられる貴重すぎる接点。40歳を過ぎた私が今でもポップミュージックに深くコミットできているのも、森道市場があったからと言っても過言ではない。来年こそ海辺でたくさんの子供たちが遊ぶ光景が帰ってくるといいな…と美味すぎるラーメンやんぐのトマトラーメンをすすりながら思った。