ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

弾ける炭酸のような。 Lee&Small mountainsのライブを観た話

f:id:dreamy_policeman:20170820084124j:image 

Lee & Small mountains(以下、リースモと略します)を初めて聴いたのは、今年の春、大須のレコードショップZOOで偶然手にした7インチがきっかけ。

 

A面「Teleport city」の大通りの真ん中を疾走するような開放感、B面「山の中で踊りましょう」の本物のソウルを感じさせる渋い演奏と清涼感のあるボーカルのギャップに、これは聴いたことのないポップソングだ!(強いて言えば)現代のRCサクセション、あるいはヘアカット100なんじゃないか、と一人密かに盛り上がり、ライブを見る日を心待ちにしていた。


そんなリースモが名古屋に初登場。
しかも毎年恒例ワールドビアサミットでのフリーライブだというので会社を休んで駆けつけた。

 

火曜日の17時スタートという悪条件のせいでお客さんの数はかなり厳しいものがあったけれども、内なるソウル、ロックンロールを爆発させる若きソウルボーイ、リー・ファンデ君の魅力が伝わってくるライブだった。

 

決してマッチョでも技巧的でもない歌声なんだけど、その一挙手一投足から目が離せない、心を熱くさせるパッションがあるのです。

 

 

そんなことを考えながら1月にローズレコードからリリースされたアルバム「カーテン・ナイツ」を聴いてみると、彼の書く歌詞には「知りたい」「わからない」「学ぶ」という単語が多く出てくることに気づく。

 

これらの言葉に象徴される、音楽や人生、そしてあなたが内包する謎に、知ったふりせず、正面からぶつかろうとするアティテュード。未完成だからこその瑞々しさ。

 

これが私を含めた聴き手はもちろん、アルバム制作に「監修」として名を連ねた曽我部恵一のような手練のミュージシャンの心をも掴んでいる、根底にあるものなのだろう。


Lee & Small mountainsのパチパチと弾ける炭酸水のようなグッドミュージック。

一人でも多くの人と分かち合いたいと思う今日この頃なのです。

 

www.youtube.com