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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

2017年4月11日 cero presents cero×GUIRO

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大変なモノを観たという興奮と、最高に楽しかったという喜びと、夏休みが終わってしまったような寂しさが、胸に去来しております。

 

そう、4月11日。ceroGUIRO
バンド名も、エクレクティックな音楽性も通じ合う、二大バンドの共演した夜のことです。


まずトップバッターはGUIRO
今から一年前、確かにライブを観たはずだけど、あれは一体現実に起きたことなんだろうか、と未だに信じられない自分もいる、不思議な体験だった。

いたずらにバンドを神格化すべきではないと思いつつ、あの日以来、GUIROとは俺にとって高くそびえる峰の中に潜む楽団のような存在なのである。

 

しかし、この日は彼らはそうしたイメージとは少し違う佇まい。


なんと高倉一修がエレキギターエレアコ?)を(椅子に座らず)立って弾いている。

 そして一曲目「マリア巡礼」からいきなり鈴木茂が憑依したようなプレイをかました牧野館長との超絶ツインギターで鳴らされる、「あれかしの歌」の予想外のロックバンドぶり。

 

そのライオンのような優美かつ猛々しい音に、これが地上に降りたGUIROの姿か…と私もPAも圧倒される。

 

中盤の「ハッシャバイ」からPAも落ち着きを取り戻したところで、満員御礼のオーディェンスと共に、名古屋クアトロ発、沖縄、ニューヨーク経由で南米大陸を縦断する世界一周グルーヴの旅に出帆。

 

道中、「山猫」の稲妻のようなグルーヴに心を震わせ、「東天紅」でエキゾチックな日の出に胸を熱くし、まさに音楽のすべてが一斉に鳴り出すような「ABBAU」のイントロに鳥肌を立てたりしつつ、「銀河」の飛び跳ねたくなるようなビートで軽々と赤道を越えていく。

 

やっぱり普通の音楽とは全然違う、とても贅沢ななにか、なんですよこれは。

でも、俺はこの普通じゃない音楽を、もっと普通に聴きたいんだ…。
早く次のライブをやってくれますように、早く次の音源を出してくれますように。
(心の中の)南十字星に贅沢なお祈りをした私なのです。


さて、続いてはceroの登場。


結論から言うと、今まで観た中で(と言っても3回目だけど)一番ポップでまっすぐなエネルギーに満ちたライブだった。

 

もう一曲目の「My lost city」のイントロからして、苗場のグリーンステージ級のスケールだったし、「Yellow megus」「Summer soul」と次々に繰り出されるキラーチューンの世界のど真ん中っぷり。
フロントマンとしてのカリスマ性すら感じさせる高城君の迫力、バンドの演奏の鉄壁感は前に観たライブからわずか4カ月しか経ってないことが信じられない変貌ぶり(あの時もすげーって思ったんだけど)。

 

ceroは常に姿を変えるから、見れるときにちゃんと見なければ…というある人の言葉を噛みしめましたよ。

だってリリースされたばかりの「ロープウェイ」「街の報せ」ですら、グルーヴが段違いに太くなってるんですからね。


でもその跳躍の一部がGUIROとの共演によるものだとしたら、こんな素敵なことはない。

そして来月の森道市場ではどんなceroを見せてくれるのか、今からミゾミゾが止まらないぜ…。

 


こんな特別な夜を企画してくれたcero、受けて立ってくれたGUIROに太平洋より深く大きな感謝を。