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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

「松倉と勝と光永と継吾」とTRIOLLIのライブを観た話

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今年二度目の金山ブラジルコーヒー。
「松倉と勝と光永と継吾」のライブを観に。
 
去年観たceroのライブで光永渉氏のドラムにいたく感動した私。その光永氏と共にAlfred beach sandalをサポートする岩見継吾氏もベースで参加するバンドがやって来る。
しかも対バンはcero・高城氏いわく「日本で最高のバンド」ことGUIRO・高倉一修の新ユニットTRIOLLI。
私のような者が足を運ばない理由はない。たとえそれが日曜の夜だったとしても…だ。
 
先攻はTRIOLLI。
高倉一修と、GUIROのサポートメンバーであり、カタリカタリなどのユニットで活動する河合愼五、doimoiの杉山明弘の三人による(今のところ)「前座専門」のグループ。
この日が実質的に2回目のライブとのこと。

そう言われちゃうとなんだかカジュアルでお気楽な感じの音楽を想像してしまうのだが、いやいやどうして。

高倉氏のサックスをフィーチャーしたジャジーな一曲目(隠し味にエレクトロ)からして、この三人ならではの表現に対するこだわりと音楽的な深みが感じられた。
しかしこのユニットのストロングポイントは何と言ってもこの大人の男性によるハーモニーの気持ち良さ。
コーラスが乗った瞬間に、初々しい緊張感すらもすべてを包み込んでいくようだった。

それにしても、最後に披露されたGUIROの最新曲「アバウ」。あれだけ音源を聴きこんだというのに、依然としてなんだなんだこの曲は!という感想しか出てこない。

来月のクアトロでのライブが楽しみ過ぎる。

 

そして続いては本日の主役「松倉と勝と光永と継吾」の登場。
とある信頼できる筋から、彼らのライブはホンモノだという情報は聞いていたものの、私がこのライブを来たのは「光永と継吾」の演奏が目当てであって、「松倉と勝」については完全にノーマーク。会場についてから「勝」がはちみつぱいのメンバー(渡辺勝)だったことを知って驚愕する体たらくだったし、ボーカルの松倉如子(ゆきこ)さんに至ってはこんなあどけない女の子がちゃんと歌えるのかしらと心配するほど、一切の予備知識を持っていなかった。

そう、おれはなにひとつ分かってなかったのだ。

一曲目の一小節目から、まるでもののけが憑依したように、全身で歌を表現する松倉如子の迫力に、いきなり圧倒されてしまう。

あえて固有名詞を出して例えるなら、エゴラッピン中納良恵の歌唱力と大竹しのぶの表現力が融合したかのようなパフォーマンス。

そしてそれを支える勝と光永と圭吾の鉄壁感。
ブルーズと民謡とポップスを自由に行き来する楽曲を、どこにもないアレンジで、完璧に表現していく(特に勝さんのピアニカは衝撃的だった)。

途中から、こんなすごいライブをこんなに小さな会場で堪能してしまっていいのだろうか。
このままこのメンバーで紅白歌合戦に出てもまったく違和感がないではないか。
そういうスケールのライブでした。

興味のある方は目撃して損はないと思います。