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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

シャムキャッツがなぜモテるのか、わかった気がした日の話

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相変わらず新しい職場で悪戦苦闘しております。
そこに追い討ちをかけるように上司が失踪。
日々の雑務からドロドロの社内政治まで新米のワタシが一手に引き受ける日々。

あぁ俺が島耕作なら社長秘書とねんごろになってすべて解決してしまうのに…という妄想が頭から離れません。


よって通勤途中に聴く一枚・一曲を選ぶ気力もすっかり無くなり、シャッフルでiPhoneにお任せしてるところ耳に飛び込んできた、シャムキャッツの"After hours"。

優しく毛布をかけてくれるようなギターサウンド、大事なことを小さな声で語りかけてくるベースライン、そして日常のエアポケットに潜む感情をすくい取り、ドラマチックに浮かび上がらせる歌と歌詞。

もともと好きな曲ではあったのだけれども、ちょうど気持ちのヘコんだところにスッポリとハマってしまい、聴いてるうちになんだかどうしようもなくたかぶってしまった。


金髪フェロモン全開で女子からキャーキャー言わてれるシャムキャッツに、こんなくたびれたオジさんの私がひきつけられるというのも妙な話なんですが、一方で彼らの歌には、労働とか生活に対する自然なリスペクトが感じられるんですよね。

ロックンロール定番のテーマ、愛とか恋とかだけじゃなくて、家賃とか給料とか健康とかテレビ番組とか、全部がモザイク模様に入り混じる、さえない、そしてかけがえのない一人ひとりの日常。

シャムキャッツのキラキラと表情を変えていくバンドサウンド、少し不安定で親密につぶやくようなボーカルに触れると、そこにちゃんと光をあてて、意味を見つけてくれている気がするのです。

ロスジェネとか勝ち組とか負け犬とかサブカルとか、雑で時代遅れのマーケティングの対極にある、誠実かつ今日的な目線と言い換えてもいいかもしれない。


ちなみに次に出るシングルのタイトルは「君の町にも雨はふるのかい?」だそうで、もう聴く前からやっぱわかってんなぁ夏目は。と言いたくなる。

そりゃ女子からキャーキャー言われるわけですよ。