ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

しめっちまったハートに火をつけたYkiki Beatの話

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ようやく訪れた季節の変わり目。
過ごしやすい気候になりました。

時同じくしてやってきたサラリーマン人生の変わり目。
いわゆるひとつの人事異動ってやつですね。

新しい環境での処世術を知らないほどワタシも若くはないのですが、今回は野球に例えるなら指名打者から捕手へのコンバートみたいなもので。
38歳の大型新人として、ボールの捕り方、サインの出し方をゼロから学ぶ日々なのです。


となると当然、エンジョイミュージックする余裕もあんまりなくなるわけで、いよいよ俺の青春も終わりかしらんなんて思うビターな帰り道、Apple musicにオススメされたのがYikiki Beatのアルバム"When the world is wide"。

もちろん前にも聴いたことあるはずなんだけど、ヒンヤリとした夜の空気の中で耳に流し込むこの緊張感のあるサウンドは、すっかりすり減って丸くなってしまった俺の神経を研ぎ澄ましてくれる鮮烈さ。
音と音の間からほとばしる真っ直ぐな情熱に、しめっちまった魂が熱くなる。
決して「往年の80'sニューウェーヴサウンド」なんて言葉だけで片付けることを許さない、「今・ここ」の生々しい若さがかっこいいのです。

聴いているうちになんか俺も負けちゃいらんねーなーとすっかり無駄なエナジーを取り戻し、途中下車してビール飲みにいきました。

ロックってすげー、という気持ちにさせてくれる若者たちに感謝であります。