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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

リゾームライブラリーに行ってきました

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図書館を会場にした音楽フェス、リゾームライブラリーに行ってまいりました。

 
何を隠そうこの会場、ワタシの家からその気になれば歩いていけるような場所にありまして。
 
こんな何もない田舎の街に、GREAT3、スカート、ミツメ、ネバヤンetc.が来てくださるなんて、ホントはドッキリなんじゃないかと緊張しながら当日を迎えたんですが、ちゃんと開催されて良かったです。
 
 
トップバッターはスカート

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今回がライブを観るのは3回目なんですが、今までで一番ボーカルが素晴らしかった!
 
MCでの「今日は調子いいからまだ帰りたくない」っていう言葉はかなり本心だったんじゃないかと。
 
そして、バンドの演奏もアルバムが出たばっかりということもあってか、とても完成度が高い。
 
スカートの楽曲が持つ世界をおし拡げて、色を塗っていくような、丁寧な演奏。
 
一曲目の"ワルツがきこえる"からあらためて曲の意味がより鮮明に伝わってきました。
 
 
そんな彼らの服装がボロくてバラバラってところも、個人的にはグッとくるんだけど初めて観る岡崎市民がどう思ったのかは知らない。
 
 
それはともかく、普段はクラシックとかジャズに使われるホールが会場だったこともあるのか、一つひとつの楽器の音がクリアに聴こえたことも、音の数が多い彼らの音によくマッチしていたんではないかと。
 
 
 
強いて心配ごとをあげるならば、キーボードの佐藤優介氏のマスク姿。
あれは本当に体調が悪かったのか、それとも92年レディングフェスのカートコバーンのパフォーマンスに対するオマージュだったのか。
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「ちゃんと弾けるかな?」「次、キーボードソロだけど大丈夫かな?」と観ていてすんごいドキドキした。
 
 
「志の高さは(MCではなく)曲で証明します」という澤部氏の言葉に偽りなしの、いいライブでした。
 
 
 
続いて観たのはミツメ

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彼らのライブは去年8月に名古屋クアトロで行われた「月光密造の夜」以来二度目。
 
あれから音源もだいぶ聴き込みましたが、この「シュッとした四人組」(by スカートドラム・佐久間裕太氏)はやはりライブで並んだ時の佇まいがハンパなく絵になるし、クラフトワーク meets ビーチボーイズ的な白のタートルネックによって、独特のサウンド面の特徴がより明確になる気すらする。
 
 
こちらもスカート同様にアルバム完成直後ということもあってか、前に観た時よりも演奏がものすごくタイトになって隙がない、という印象を受けました。
 
ちょうどつい先日読んだ小沢征爾の本の中に、
「沈黙とは音がない状態ではない。そこには沈黙という音があるのだ」という言葉が出てきたんですが、それってミツメのことじゃん!とビビッとくるような演奏。
 
音と音の「間」を完全にコントロールしてオーディエンスの身体を否応なしに動かしてしまう音楽は、他になかなか無いんじゃなかろうか。
 
ライブ後、偶然会った会社の後輩に「メチャ躍動してる人がいると思ったら先輩でした」と呆れられるほど踊ってた(みたいです)。
 
 
ともかく、手足の長さも計算したようなトータルアート感が素晴らしかったわけですが、個人的にはドラムの人のジョイディビジョンみたいな東欧労働者風のシャツの着こなしと、ドラミングがヤバいと思いました。
 
あと終演後、光の速さで物販に並んでたウチの妻の鼻の下の伸び具合もかなりヤバいと思いました。
 
 
続いてはサブ会場に移動して、ゲラーズを観に行く。

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が、すでに満員。よってはるか後ろから眺めることに。
それでも、荒々しくてポップな楽曲と演奏がとても素晴らしく感じて、物販コーナーに音源を買いにいくものの、CDはリリースされていないようで。
 
次はライブハウスで観たいです。
 
 
次も同じ会場で、Never young beach

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ゲラーズの反省をいかしてサウンドチェックの時から前方でスタンバイ。
しかし、徐々に高まる周囲の女子度の高さに負けて後方へ移動。
 
 
でも、なかなかこの会場の音響はシビアなものがありまして、後方にいくとどうにも音がモコモコしてしまうんですよ。
まぁ、ワタシの鼓膜が老化してるせいだけかもしれませんが。
 
最初はそれがちょっと気持ちわるかったんですが、途中からこれはこれでブートレグのテープみたいな味わいがあるぞと、だんだんいい感じに。
 
というか、このバンドのオーガニック(非ケミカル)な音で作られるぶっといグルーヴが、モコモコ音響すらも乗り越えていっちゃったんですよね。
 
この開放的なサイケ感、大昔にフジロックで観たPhishのライブをなんとなく思い出しました。
 
やっぱ普通のバンドじゃないっすね、この人たち。
 
ギターの人の靴下に穴が開きそうになってたのが少し気になりましたが、アルバム楽しみです。
 
 
 
さて、いよいよ終盤。
個人的なこの日のメインアクト・GREAT3の登場。

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サウンドチェックから待ってるお客さんのために、超名曲"Little Jの嘆き"を弾き語りで歌ってくれる片寄さん。
 
初めてライブを観た20年前も、明け方にこの曲を始発待ちのお客さんのために歌ってくれたことを思い出し、始まる前からオッさん感無量。
 
 
この日も昨年12月のライブと同様、サポートなしの3人編成。
 
この色男三人が並んだだけでもう、ロックンロールは鳴りやまない状態。
 
セットリストは新旧の名曲が満遍なく。
 
まだ近々ライブがあるので具体的な曲名は書きませんが、個人的にはWeezerも真っ青なあの超パワーポップソングでメガネ吹き飛びそうになるくらい燃えました。
 
しかし今の若いバンドをいろいろ聴いた上で改めてGREAT3の音楽に触れると、初期のガレージもAORもディスコもスケボーもサーフィンも全部ぶち込んだような音楽って、Yogee new wavesとかがやってることにすごく近いんじゃないか。
 
ヤンチャなストリート感とはかないメロウネスが両立している感じ、とでも言いましょうか。
 
なので最初の2枚のアルバム("Richmond high"、"Metal lunchbox")は今の若い人が聴いても新鮮だと思いますよ。
(とは言え、彼らの最高傑作は最新作"愛の関係"だと思いますが)
 
しかし、ライブをあまりやらない彼らなので、この会場独特の音響もあってか、この日はかなり緊張していたご様子。
おかげでMCが下ネタの沼にはまってましたが、まぁそれはそれで新鮮というかなんというか。。
 
 
でも、岡崎市民のみなさんには、ぜひライブハウスの爆音でもう一度この大人のロックンロールを体感頂きたい。つーか俺が観たい。
 
 
 
 
この後も素晴らしいバンドが出演したわけですが、我が家のバッファロードーターズが早く帰ってこいと言うので、一足先にここでフェス終了。
 
 
いい一日でありました。