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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

METAFIVEの火花飛び散るフレッシュ感について

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すでにキャリアを確立したミュージャンが集まって結成された、いわゆるひとつのスーパーバンドってやつが、それぞれの本籍を上回る成功を収めた話って、あまり聞かない。

ロックスター言えどもやはり人の子。
大物同士が集まれば、遠慮・気遣いの一つもしてしまうのだろう。


やはり気のおけない人間関係と強力なエゴイストの存在が、ロックバンド成功の条件。

そんな風にドリーミー刑事的には睨んでいる。



なので、この高橋幸宏小山田圭吾、テイトウワ、砂原良徳、ゴンドウトモヒコ、LEO今井という名だたるミュージシャンによる"スーパーグループ"も、壮大な看板倒れになってしまうのではないか、とこっそり思っていた。



しかし、この新バンドのデビューアルバム"META"のオープニングを飾る"Don't move"をラジオで初めて聴いた時の衝撃と言ったら!


去年は高橋幸宏のバックバンド風にYMOのカバーをやっていたとは思えない(失礼!)、フレッシュで豪快な勢いのある楽曲。

6人が互いのエゴをぶつけまくって飛び散る火花の熱さ、バンド感。

こりゃすごい!と早速アルバムを聴いてみたが、やっぱり全曲に新鮮なエナジーがみなぎっている。



一聴して思ったのは、このバンドがグイグイとドライブさせている原動力は、最年少のLEO今井であろうということ。


去年の野外フェス(森・道・市場)でKIMONOSを観た時に感じた、あの向井秀徳に飛びかからんとするLEO今井の野性味が、この豪華メンバーの中でも萎縮することなく発揮されていて、そのメンタルの太さには恐れ入るばかり。


そしてそれに引っ張られるように他のメンバーも熱い。


特におそらく過去最高にストレートでファンキーなプレイで応えた小山田圭吾のギターには、俺のハートも火をつけられまくりました。



これだけの大御所が、YMOコーネリアス、ディーライトといった、それぞれの莫大な音楽的遺産に頼らずに(引用は別として)、まったく新しいバンドとして2016年の最新型ポップミュージックをつくっちゃった、というのは本当にすごいことだと思います。


そして、そのクオリティに聴き手もちゃんと反応して、東京はもちろん、文化不毛の地・ここ名古屋のFMチャートにもしっかり食い込んできたというのがまたうれしい話。


最近、音楽が音楽としてちゃんと評価される時代になりつつあるな、という気がします。



ちなみに聞くところによるとこのアルバム、スタジオに全員が集まるのではなく、メンバーがメールでデータをやり取りしながら制作されたとのこと。


顔を合わせない、ということがお互い妙な気を使わずに、やりたいことを遠慮なくブチ込めた要因なのかな、とか思ったりもしましたがどうなんでしょう。


会社で周囲に威圧感を与えているという評判のワタシも、ぜひ仕事の進め方として参考にしたいと思います。