森・道・市場に行ってきました②
二日目は前日とはうって変わってビールがよく売れそうな晴天。
そして本日の目玉はなんと言ってもサニーデイサービスですよ奥さん。
集中して観たいので、ライブ開始の20分前にはステージ前に到着。
一瞬たりとも見逃すまいと、ビールの摂取は控えめに、尿意対策を万全にして(ビールではなくワインにして)ライブスタート。
今回はサポートメンバーなし、3人だけのシンプルな編成。
3人だけのサニーデイを観るのは初めて。
120%の愛情を込めて誤解を恐れず言うのですが、このバンド、特にドラム、は本当に演奏がヘタッピなんですね。
当然、私もそれは織り込み済みで観たわけなんですけど、その想定を2割くらい上回るヘニャヘニャ感にまずビビりました。
でも、そんな頼りなくて素っ裸な演奏と、曽我部恵一が歌う甘いメロディーのアンバランスがなんとも絶妙な案配で、自分の人生ごと彼らの楽曲の世界に引き込まれて行くかのよう。
これぞロックンロールの魔法!とでも言いたくなるような、実に濃厚な40分間でした。
間違いなくオレが一番このライブを堪能した、という根拠なき充実感を味わいながら、ライブ終了後の会場を歩いていたところ、友人G君を発見。
でもよく見ると目がメチャ赤い。日焼けか?酒か?と思って声をかけたら、サニーデイのライブに感動して号泣してしまった…と。
サニーデイサービスと、G君の人柄の素晴らしさを改めて実感しましたよ。
もう今日はこれ以上の興奮と感動はないだろうな、もう帰っちゃおうかな(来たばっかりだけど)、と思ったりも一瞬しましたが、せっかくだからと一瞬だけジムオルーク観て、パクチー食べながらをKIMONOSを待つことに。
しかも今回は、ドラマーにGREAT3の白根賢一を迎えての演奏でした(たまたまこの日、GREAT3のTシャツを着ていたワタシ)。
低音がブリブリ効いたビートに、ニューウェイブでキャッチーなメロディーが乗っかる、つまり私の好物なサウンドに思わず身体も揺れてしまいます。
もっとじっくり観たいぜ、と思わせるライブでした。