ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

ブックオフ編を振り返る 〜Cemetry gatesに佇んで〜

私はなぜ、ブックオフでCDを買うことに熱中していたのか。
コストだけでは説明のつかない魅力をどこに感じていたのか。


新品の時には等価であった作品たちが、需要と供給の荒波にさらされ続け、世間からも忘れ去られ、やがて打ち上げられる最後の場所。
それがブックオフである。



しかし一見、色褪せて、朽ち果てた、聴き手に対して訴求する力などもはや持ち得ないような作品であっても、その中に内包する光が全て失われることなど決してあり得ない。
 

100枚以上の、彼の地で出会った作品を通じて、私はそう確信を深めている。


そう、荒涼とした文化の墓場でこそ発揮される、音楽が持つ真の力。
その偉大さ、力強さ。
There is a light that never goes out.


それを見たいが故に、あの場所へ通いつめ、夢中になって墓を掘り続けていた…。

そう、夢泥棒を名乗る俺の真の姿は、墓泥棒だったのかもしれない。


〜fin〜








※ドリーミー刑事の次回作にご期待ください!