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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

File088:V.A. "Why not Clammbon!?"

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年は明けたけど、まだ昨年のノルマが終わってない。去年買ったCD107枚目。



クラムボンも結成20周年記念(!!)のトリビュート盤であります。


何を隠そうこのワタシ、彼らの小淵沢のスタジオを(外から)見に行ってしまうほどのフリークですのでね、もちろん発売日当日に買いましたよ。



参加アーティストは、GREAT3、ハナレグミ、レキシ、ノーナリーブス等々、日本のポップミュージックの良心とも言うべき面子がそろっております。




しかし、クラムボンの音楽って、自分なりに解釈して、もう一度構築する、という作業がかなり難しいと思うんですよね。


メロディがキャッチーとか、歌詞が特徴的とか、なにかしらの分かりやすい象徴がある音楽であれば、とりあえずカバーとして成立させることは簡単にできる気がする(と、シロウトのワタシは思う)。


一方で、クラムボンの音楽は、三人の演奏と歌がめちゃくちゃ有機的に、ドロドロに絡み合って初めて「クラムボンの曲」として成立しているので、ピアノ、ベース、ドラムのどれを外してもクラムボンにならないというか、どっから手をつけていいか分からんのでは(と、シロウトのワタシは思う)。


カレーに例えるならば、前者をカツカレー、後者はスパイスが溶けまくったタイカレーとでも言いましょうか。


なので、カバーするミュージシャンの力量というものが本当に問われるだろうから、今回参加した人達もなかなかシンドかったんではないかと勝手に想像してしまうわけですが、さすが手練れのミュージシャン、実に充実した楽曲が並んでおります。

中でも、初めて聴いた蓮沼執太グループ、ちょっと浮いてないかしらと案じたストレーテナーも、実に斬新かつポップな解釈を聴かせてくれました(すごくいい)。

まあ、最後のTKリミックスはご愛嬌としても、実験的ポップミュージックのショーケースとしても素晴らしいアルバムになってると思います。





でも、こんな豪華な記念盤なのに、プロモーションが薄いような気がしたのは、俺の感度が低いからなのか、時代の世知辛さなのか…。