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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

File061:Donny Hathaway "Extension of a man"

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この歳になると、日常的に音楽を聴いている人はほとんどいないし、自分にとって新しい音楽を誰かに紹介してもらう機会はほとんどない。

しかし、名古屋でもinterfmが開局して以来、ワタシにとっての良き先輩的に現れたのがピーター・バラカン


豊富過ぎる知識に裏打ちされた絶妙な選曲で、自分の狭い世界をストレッチしてくれる感覚がとても新鮮だったんですけど、もうすぐ終わっちゃうんですよね。



毎朝聴けていたわけではないですが、ラジオをつければプロが選曲したグッドミュージックが聴けるという、ある意味当たり前の環境があるというのはものすごい安心感のようなものがありました。

大変に残念であります。


さて、そんなバラカン先生も大好きなドニー・ハザウェイの5枚組の廉価版ボックスを買いました(一般的にはダニー・ハザウェイと表記しますが、バラカン氏はドニーと書きます)。



何枚かは聴いたことがありましたが、初めて聴く中で一番好きなのは、生前最後の作品となったこのアルバム。


スウィートソウル、ゴスペル、ブルーズ、ファンク、ジャズ…。

その時点で発明されていた黒人音楽は全て網羅したんではなかろうか、とまったくブラックミュージックの門外漢の私が言うのもおこがましいのですが、そんな気がする作品です。



ボーカルの色気とか、メロディの流麗さなんかは同時代のカーティス・メイフィールドマーヴィン・ゲイなんかに負けているかもしれないけど、俺はとにかくこの人が弾きまくる電気ピアノと、豊潤なアレンジ、その裏側にあるプライドみたいなものがとても好きなんであります。


しかしこの作品のごった煮感、どことなくクレージーケンバンドに通じるものがある気がするは私だけでしょうか。

横山剣も鍵盤弾くしね。