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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

番外編 :GREAT3 "Ai no Kankei Pacific Phychedelia 名古屋公演 "

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7/18 GREAT3の名古屋公演に行ってきた。素晴らしいライブだったので、極私的備忘録を書いておく(長いです)。
 
 
思えば、GREAT3のライブを観るのは、ニール&イライザの記事の時に書いた、"ROMNCE"リリース時のライブ以来だから、実に17年ぶり2度目。
 
俺が特に彼らの魅力に深くはまり込んでからはほとんど活動してなかったし、ましてや名古屋でライブなんてしなかったし、こんな日が来ること自体が夢のよう。
 
 
気合入れて味仙経由で会場のell fits allへ。
 
ちなみに、前にellに来たのは12年ぶりくらい前のザ・コレクターズのライブ以来。
 
間違いなくGREAT3にはふさわしくないサイズの会場だけど、コレクターズ先輩もあの苦境からここまで持ち直したのだから、縁起は悪くないライブハウスかもしれない。
 
 
SEが鳴り止んで、3人と長田進、堀江博久がステージに登場。
 
改めてステージを見ると、ハコのサイズに似つかわしくない量の楽器がひしめいていて、気合いと律儀さを感じる。
 
セットリストはこちら。
  1. 丸い花
  2. 穴と月
  3. 5.4.3.2.1
  4. Sampedlo Gold
  5. 愛の関係
  6. 綱渡り
  7. Caravan
  8. 三日月
  9. Acan
  10. モナリザ
  11. タランチュラ
  12. 魂消
  13. Little J の嘆き
  14. Don't Stop 
  15. TAXI
  16. Dummy Oscar
  17. レイディ
  18. Soul Glow
  19. ポカホンタス
  20. マグダラ
  21. 砂時計
En1.マイクロマシーン
En.2.素敵じゃないか
En.3.Emotion
 
以下、印象的だったことを流れに沿って書いていきます。
 
  • "丸い花"。長田進のアコギをバックに、ぶっ飛んだ歌詞を一生懸命コーラスする三人は、狂ったビーチボーイズみたいで最高だった。それにしても、"ベズに借りたうさぎ年のシタール"ってなんだよ、メチャ格好いいフレーズじゃねーかよjanめ。と改めてこの若者の才能に嫉妬。
 
 
  • "穴と月"。まだ2曲目ですけどね、おっさん、こぼれたよね、涙。メチャ踊りながら。こういう風通しのいいスケールの大きいロックは、どうしても高桑氏の得意技というイメージがあって、ここまでのロングアンドワインディングロードに(勝手に)思いを馳せてしまったのだよ。

 

  • "5.4.3.2.1"。アルバムの中でも裏目玉トラックという趣きだったけど、サポートの堀江氏(ニール?イライザ?)と長田進が鍵盤とギターでグイグイとグルーヴを混沌させていって、こちらのアタマも沸騰寸前。
 
  • "愛の関係"。この曲をナマで踊れる幸せと言ったら!長田進のカッティングの迫力にビビる。この辺から長田氏から目が離せなくなってくる。

 

  • "CARVAN"から"魂消"まで。ここでようやく、なぜツアータイトルが"サイケデリア"だったのかを悟る。生々しいけど実験的、ズブズブに深いグルーヴはまさにサイケデリアとしか形容しがたい複雑な色彩。と同時に、"愛の関係"とその前の"Climax"には10年近いブランクとメンバーチェンジがあったけど、そこはしっかりと地続きになっていたんだなということを実感。
 
  • "Little Jの嘆き"。サイケデリックな深海から上がって、明るい日差しを浴びるような気持ち。でも歌詞は女々しくて傷だらけ。このギャップこそ、みんなが大好きなGREAT3であろう。もちろん俺も愛してる。
 
  • "Don't stop"から"Soul Glow"まで。泣きながら踊る。ビールがすすんで仕方ない。正直あまり記憶なし。ひたすら楽しかった。
 
  • "ポカホンタス"。"愛の関係"の中で一番好きなのはこの曲かも。なんなんだこのjanという若者は。俺が若い娘さんだったら間違いなく失神してるだろうというセクシー具合。
 
  • "マイクロマシーン"。3人だけの演奏。ガレージな感じでこれはこれでかっこ良かった。というか3人編成のライブも観てみたい。

 

以上、ダラダラと書いてきたけど、ライブ全般を通じて、"もしXTCがライブ活動をやめなければ、こんな感じのステージになっていたのではないか、ということを妄想していた。

 

一緒に行った女房殿(コレクターズマニア)が、「コレクターズに比べるとパフォーマンスが固い」的なことを言っていたけど、確かに途中のサイケデリアコーナー(と勝手に呼んでる)は、実験室で5人が新しいケミカルを開発してるかのような趣きもあって、その辺がXTCを連想させたのかもしれない。

 

なので、GREAT3は日本のXTCである、と言いたいところだけど、GREAT3はライブもやるし、メンバーもまだ残ってるし、アンディ・パートリッジより性格も良さそうだし、XTCをも完全に凌駕した存在と言えよう。

 

と同時に、とにかく俺はこういう実験的なポップスを鳴らすバンドが何よりも好きなんだな、ということもよく分かった。

 

GREAT3、XTCはもちろんのこと、クラムボンコーネリアス電気グルーヴetc.俺のオールタイムフェイバリットなミュージシャンはみんな、その言葉の中で括れる人達ばかりだった。

 

それが分かったらもうこのブログも書く必要ないわね、と言うくらいに自分中で大きな発見でございました。

 

絶対また近いうちに観たいぜ、ということでTシャツ買って帰りました。