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ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

File046:ホフディラン "ホフディラン"

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90 年代の遺構シリーズ。
今回はホフディランさんです。


リアルタイムではあんまり興味なくて、キャラクター込みの人気だよね、と冷ややかに見てた気がする。


でもワゴンセールで100円ですから、お前も一度聴いてみなさい、というお告げに違いなかろうと。



アルバムタイトルはズバリ「ホフディラン」。


アルバムタイトル=アーティスト名の作品が出ると、「いよいよヤツらが本気になった!」とか「彼ら自身を100%表現!」みたいな感じで、ロッキングオンジャパン界隈の煽りが増していたような気がしていたのは私だけでしょうか。



このアルバムもそういう流れというか、それまでのファニーでチャーミングなホフディランから脱皮してやろうという意気込みが伝わってきます。


特に小宮山さんの曲にはその傾向が顕著です("欲望"とか)。



でもそこで、シリアスに生まれ変わった俺の勝負球はビートルズ!という高校球児ばりの素直さには、甘えを感じてしまうんですよね…。

少なくとも彼のキャラクターに思い入れのない社会人野球14年目のおっさんには全然通用しない。



一方のワタナベイビーさん。
こちらは曲も歌詞も歌声もどこまでもオリジナルで、小宮山氏とは違う本物感が濃厚。


特に6曲目の"目覚めた時から"は、UAに書いた名曲"電話をするよ"を彷彿とさせる、子供みたいだけど品がある、不思議な魅力があると思いました(アレンジがややくどい気もするけど…)。



ということで、このアルバムをドリーミー的に総括すると、ナチュラルに本物のワタナベイビーと、それになんとか一矢報いようとする小宮山雄飛の葛藤が聴きどころ、ということになりました。

例によって合っているかどうかは分かりませんが。