ドリーミー刑事のスモーキー事件簿

バナナレコードでバイトしたいサラリーマンが投げるmessage in a bottle

File 011: Ben Watt 『North Marine Drive』

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これもバナナレコード大須店のセールで買った。
後に、Everything but the girlの片割れとなる、ベンワットの82年デビューアルバム。

700円くらいだったと思う。

このネオアコ超名盤をこの歳になって初めて聴くとは、いかに自分がちゃらんぽらんな人生を送ってきたかが知れるというものである。

まぁ、他に色々とやることがあったからだと思うんだけど、それがなんだったのか、よく思い出せないんだよな…。


それはともかく、ちょうど今、スロース読書会ブログで、『ヤンキー化する日本』について書いているから、ついそういう角度で考えてしまうのだけども、この作品を作った時のベンワット、まだ20歳ですよ。

20歳と言えば、まだまだ血気盛んな年頃じゃないすか。

パンクとかニューウェーブとか、もっと熱くなれる音楽で騒ぎまくって、たまに少年課のお世話になるというのが正しい当時のインディーキッズの正しい青春だと思うんだけど、このベン少年は一人、部屋の中で繊細なギターをつま弾いて、囁くように歌っていた、と。

どうしてこうも人生を達観したような、枯山水のごとき表現ができてしまうのか、そういう内気そうな少年が世に出ることができたのか、不思議で仕方ない。



ヤンキー性という日本固有の同調圧力にとらわれない、個人主義の国民性を持つイギリスだからこそ生まれてきた名作、ということなんでしょうかね。


今さらですが、すごくいい作品です。



North Marine Drive

North Marine Drive